日南学園 2本柱が大炎上…金川監督脱帽「相手の打力が上だった」

[ 2014年8月12日 11:48 ]

<日南学園・東邦>2回無死満塁のピンチでマウンドを柳(右)に譲り、左翼の守備に向かう日南学園の先発・横川

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 日南学園3―11東邦

(8月12日 甲子園)
 宮崎大会4試合でわずか1失点だった自慢の2本柱が炎上した。左腕・横川、右腕・柳の2人合わせて20安打11失点。日南学園・金川監督は「相手の打力が完全に上だった。それがすべて」と脱帽。「1、2回のチャンスに点を取れなかったことも大きい」と振り返った。

 初回、先頭の椨木が四球で出塁したが、2番・植村のバントは投手正面。椨木はニ封され、その後、一塁への送球が逸れた間に二塁を狙った植村もアウトに。2回には1死満塁のチャンスに椨木が三ゴロ、植村が見逃し三振に倒れ無得点。一気に流れが相手に傾いた。

 先発して2回に降板、6回から再びマウンドに上がった横川は「上には上がいると思った。自分の力のなさを感じた」とぼうぜん。制球に苦しみ8安打5四死球で6失点の柳は「バッターが打てているイメージがあったので、意識しすぎた」と涙をこらえた。

 大敗の中で3安打2打点と奮闘した3番・田久見も「(東邦の藤嶋が)ストレートで押してきたから力強く振ったら打てた。1、2回に仕留めておくべきだった」と悔やんだ。

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