松坂、復活球児を祝福「今度はグラウンドで切磋琢磨を」

[ 2014年8月8日 10:30 ]

<ロッキーズ・カブス>6回途中から437日ぶりの登板を果たした藤川(AP)

ナ・リーグ カブス4―13ロッキーズ

(8月7日 デンバー)
 カブス・藤川球児投手(34)と同学年で、同じくトミー・ジョン手術を受けて、先にメジャーのマウンドに戻ったメッツ・松坂大輔投手(33)がスポニチ本紙に祝福のメッセージを寄せた。藤川のリハビリ過程ではメールや電話で連絡を取り合い、経験談を伝えることで「心の支え」となってきた。藤川の復帰を自分のことのように喜んだ。

 球児、復帰おめでとうございます。数日前にメジャー昇格の連絡をもらったけど、僕は右肘の炎症でリハビリ中。逆に不安を与えてしまったかな、と思っていた。でも、本当に良かった。球児がマウンドに戻って、喜びは倍増です。

 手術後に何度か相談の電話をもらった時に言ったのは、「安心して納得できる形ができるまで、焦らずたくさん時間をかけること」だった。春先に実戦復帰するという時に、あまり状態が良くないと判断し、リセットして一からつくり直した。早期復帰への焦りが出てもおかしくない中で、自分の信念を貫いた。気持ちのバランスをしっかり保ったから、今があると思う。逆に、僕が今年、救援に回った時には、心の持ち方を惜しみなく伝えてくれた。気持ちが楽になった。今度はグラウンドで互いに切磋琢磨(せっさたくま)できればと思う。

 僕も2度目のブルペンに入って、だいぶ状態は良くなった。手術を乗り越えた球児、毅(和田)のカブスとは、15日(日本時間16日)から4連戦がある。メジャーで初めて3人で会えることを信じて状態を整えたい。(メッツ投手)

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2014年8月8日のニュース