和田　復活球児との目標は「自分が先発して球児が抑えで」

＜ロッキーズ・カブス＞６回途中から437日ぶりの登板を果たした藤川（ＡＰ）

ナ・リーグ カブス４―１３ロッキーズ

（8月7日 デンバー）
　カブス・藤川球児投手（３４）と同学年で、同じくトミー・ジョン手術を受けたチームメートの和田毅投手（３３）もスポニチ本紙に祝福のメッセージを寄せた。

　手術明けで、いきなりあの場面で投げて、素晴らしかったと思います。でも、球児にとってはまだ始まったばかり。自分もそう思っています。

　先月３Ａで一緒になった時、久しぶりにキャッチボールをして驚いた。春のキャンプとは腕の振りが全然違う。こわごわと投げてないし、軽く投げてもピュッと来ていた。

　この手術は時間がたつほど肘のなじみ具合が良くなり回復してくる。今の球児は、時期的には自分の去年の７月くらいの状態。トミー・ジョン手術のリハビリは長いし、孤独を感じたり、？藤があったり…。一人で乗り切るのは困難なこと。自分の場合は（松坂）大輔に頻繁に連絡させてもらった。メンタル面で支えてもらった。球児も尋ねてきてくれたから少しでも不安を取り除くことができればと思った。

　絶対に前以上の球を投げてやる、という気持ちがないと、ここまで来られない。昨年カブスとマイナー契約した時、自分がメジャーで先発して、球児が抑えで出てくる日を思い描いた。きょう、その目標に大きく近づけたと思います。（カブス投手）