オリ松葉「楽しく」今季初勝利 1月自動車事故から復活

[ 2014年5月6日 05:30 ]

<オ・ロ>ウルトラアイを手にウルトラセブンとポーズをとる安達(左)と松葉(中央)

パ・リーグ オリックス2―1ロッテ

(5月5日 京セラD)
 オリックスの連敗を4で止めた救世主は、2年目の松葉だった。今季初登板初先発で3回に1点を失ったが、その後は粘りの投球。

 5回1死二塁のピンチでは昨秋から習得したチェンジアップで井口を投ゴロに。「1軍で投げられる喜びがあり、楽しく投げられた」。4連敗中は先発投手が全て4失点以上していたが、リードを保って救援陣につないだ。

 ドラフト1位で入団した昨季は4勝をマーク。しかし、今年は1月の自主トレ中に自動車事故に巻き込まれ、開幕もローテーション入りを逃した。事故の際に同乗していた鈴木には適時打を含む2安打されたが、2軍でセットポジションでの投球を磨いてきた成長の跡は見せた。お立ち台ではウルトラマンと並び「子供たちに申し訳ない」。チームを89年以来、25年ぶりのリーグ最速20勝に導いたヒーローが最高の笑顔をふりまいた。

 ▼オリックス・森脇監督(足を絡めて得点し、継投で逃げ切り)これが本来のうちの戦い方。気持ちが出ていた試合だった。

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