デーブ監督助言奏功!楽天・松井裕 2軍戦で無四球9K

[ 2014年5月6日 05:30 ]

イースタンの日本ハム戦で初回2死、金子誠から三振を奪う松井裕

イースタン・リーグ 楽天3―4日本ハム

(5月5日 鎌ケ谷)
 2軍では格が違った。楽天の新人左腕・松井裕がイースタン・リーグの日本ハム戦に先発し、6回4安打1失点(自責0)。4月24日に出場選手登録を外れてから初の実戦登板で全て空振りで9三振を奪い、課題の制球面も無四球と結果を出した。勝敗は付かなかった。

 「課題が少しは克服できた。まだまだだけど投手有利のカウントを多くつくれたし、続けていければ安定感も出てくる」。1軍では4試合で0勝3敗、防御率6・05で23四球。制球を意識するあまり、フォームが猫背になるなどバランスを崩した。大久保2軍監督の助言で元ドジャースの野茂英雄氏のように胸を張りつつ、首の付け根に重心が来るフォームを意識。本来の躍動感ある投球が戻り、制球難も解消した。クイック投球も1秒1台と格段に進歩。報告を受けた星野監督は「三振はどうでもいいけど、無四球は立派。褒めたってくれ」と喜んだ。

 楽天2軍で義務付けられる膝下からストッキングを見せるオールドスタイルで再出発。今後は中4日など間隔を詰めて中継ぎで登板を重ね、1軍復帰へアピールする。

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2014年5月6日のニュース