バレ不在ヤクルト 今季最多13点  右足内転筋張りで欠場

[ 2014年5月6日 05:30 ]

<ヤ・神>5回無死一塁、雄平が左越えに2打席連続となる4号2ランを放つ

セ・リーグ ヤクルト13―1阪神

(5月5日 神宮)
 ベンチのバレンティンも頼もしげだ。4発を含む先発野手全員の17安打で今季最多の13得点。主砲不在の危機にヤクルト打線が奮起し、小川監督もホッとひと息ついた。

 「彼がいない中でつながってくれた。ただ、いないのは事実で、心細さはあったと思う」。前夜に右足内転筋の張りで途中交代したバレンティンは「痛みは変わっていない」とスタメンを外れて代打待機。そんな手負いの主砲の出番も、この夜は必要なかった。

 猛打の中心は不振の5番・雄平だ。中盤に貴重な2発。4回にバックスクリーンへ3号ソロ、5回には左翼席へ流して4号2ランを放り込んだ。投手から打者転向5年目で初の2打席連発。「監督のアドバイスで自分のスイングができた」。ヒットを欲しがり、スイングが小さくなっていた雄平は試合前、小川監督から「らしさを出せ」と言われて目覚めた。

 そして今季途中から1軍昇格し、遊撃の定位置を争う荒木も決勝&ダメ押しの2発。昨年までプロ1本塁打の26歳は「たまたま。広角に打つのが僕のスタイル。勘違いしないようにします」。主砲のスタメン復帰時期はまだ不明。でも、帰ってくるまで打線はつないでつなぎまくる。

 ▼ヤクルト・八木(7回1失点で今季初勝利)ふがいない投球が続いていたので、しっかり自分のボールを投げようと心掛けた。(バレンティン不在で)1点でも少なく抑えるだけだった。

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2014年5月6日のニュース