防御率1位はV率75% カープ23年ぶり栄冠へ最強投手陣

[ 2014年5月6日 09:56 ]

<広・D>連勝しハイタッチの広島ナイン

 広島の今季チーム防御率はリーグトップの3.14。75年の初優勝から91年まで広島は6度のリーグ制覇を果たしているが、うち5度までがチーム防御率1位。つまり、強力投手陣の存在がチームに黄金時代をもたらしたといえるだろう。

 実際、過去20年間のセ・リーグを見てもチーム打率1位で優勝は9度(45%)と半数以下だが、防御率1位は75%に当たる15度と大幅に比率が上がる。

 今季の広島投手は先発3.10、救援3.23とともに防御率がセ6球団中1位。バランスの取れた布陣で失点を最少限に抑えている。先発では新人の大瀬良が走者得点圏で24打数無安打と度胸満点の投球。エースの前田健も28打数4安打、被打率.143と大瀬良に次ぎリーグでは2番目に低い。中継ぎはここまで15回無失点の中田が同じく13打数2安打(.154)。リーグ最多の10セーブを挙げているミコライオが5打数1安打(.200)と先発、救援を問わずピンチで好投している。

 今季の広島は先取点を奪った試合に16勝2敗。6回終了時にリードした試合は17勝0敗と全く取りこぼしがない。昨年8月27日のDeNA戦からこのケースで2年にまたがり30連勝中。崩れない盤石の投手陣が23年ぶり優勝奪回の命運を握っている。

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2014年5月6日のニュース