井納また９回苦闘も…初の無四球完投「先週の分、今日できてうれしい」

＜Ｄ・ヤ＞８回２死、ヤクルト・山田を空振り三振に斬り、ほえるＤｅＮＡ先発・井納
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セ・リーグ ＤｅＮＡ５―４ヤクルト

（4月12日 横浜）
　ＤｅＮＡの井納は初回、連打から２点を先行されたが、その後は球を低めに集める粘りの投球。５～８回は走者を一人も出さなかったが、今季初完投を目前にした９回に苦しんだ。

　９回、自らの失策から１死一塁とし、バレンティンに２ランを浴びて１点差。２死とした後、畠山にも安打を許したが、最後はユウイチを空振り三振に仕留めて試合を終わらせた。

　終わってみれば自身初の無四球完投。井納は「今日も先に１点を与えて最後にも点を取られて、反省ばかり」としながらも「先週できなかった分、今日できてすごいうれしいです」。完投勝利目前の９回にピンチを招いてマウンドを下りた５日の広島戦の雪辱を果たして「これも全部野手の方々のおかげです」とチームメートに感謝した。

　中畑監督は「ホームグラウンドで勝ったのは最高にうれしい」と喜びながらも、「ハラハラドキドキ。なんで１点差になるんだろうね。勘弁してほしい」と本音も漏らした。