今江140メートル弾は飛び過ぎるボール効果「聞かれると思った」

[ 2014年4月12日 05:30 ]

<ロ・楽>2回裏、先頭の今江が左越えに追撃の1号を放つ

パ・リーグ ロッテ4-3楽天

(4月11日 QVC)
 今季2戦2勝だった開幕投手の楽天・則本が、まさかの背信投球で3連敗。昨年5月6日以来、340日ぶりに借金1となった星野監督は「(則本は)まだエースじゃないと言ってるのが分かるだろ?あの体たらくではどうしようもない」と酷評した。

 暗雲を振り払う超特大アーチに、QVCマリンがどよめいた。3点を追う2回。ロッテの今江が則本の内角直球を捉えると、打球は左翼席上の壁に当たった。飛距離140メートル。「バランス良く振り抜けた。マリンであそこまで飛んだのは初めて」と驚きを隠せなかった。

 今季1号ソロが反撃の口火を切り、この回一気に追いつく。さらに同点の5回2死一、三塁では左翼線に決勝の適時二塁打を放った。前日、反発係数が平均で基準値の上限を上回ったと発表された統一球問題。その「飛びすぎるボール」に対し、今江は「それを聞かれると思ったんですよ。まあ、あそこまで飛んでいますからね。でも、(以前が)飛ばなすぎただけですよ」と笑った。

 今季は左ふくらはぎの筋膜炎で開幕から出遅れたが、勝負強い4番のバットで鮮やかな逆転勝ち。伊東監督は「今江の一発がチームを勇気づけた。4番の仕事をしてくれた」と目を細めた。借金は2つ残っているが、今江は「こんなもんじゃ、まだまだ足りない」と反撃ののろしを上げた。

続きを表示

2014年4月12日のニュース