谷繁監督　初抗議も覆らず…出場せずも指揮官として

＜広・中＞３回無死、谷繁監督はバリントンの邪飛の松井雅の捕球がネットに当たった後と判定され飯塚球審（左）に抗議する

セ・リーグ 中日３－４広島

（4月11日 マツダ）
　中日・谷繁兼任監督が初抗議した。０―１の３回、バリントンの邪飛を捕手の松井雅がバックネット際でミットに収めながらファウル判定。三塁ベンチを歩いて出て飯塚球審に異を伝えた。「直接捕ったように見えたから、それを言いに行っただけ」。ただ、判定は覆らず、抗議には時間をかけずに引き下がった。

　５連勝を狙った一戦は３点劣勢の５回に荒木の２年ぶり三塁打などで同点にした直後に突き放され、６回以降は無安打で反撃を断たれた。「よく追いついた、ところまでだった。欲を言えば、もう１点だけど、なかなか打てるもんじゃない。それが野球」。名古屋からの移動試合も考慮して和田とともに出場はなし。「１年間を考えながら進めているから」。２年ぶり貯金はお預けでも、先を見据える視線に揺るぎはなかった。