21世紀枠の都小山台、大記録阻止が精いっぱい、1安打零封負け

[ 2014年3月21日 18:24 ]

<履正社・小山台>健闘及ばず、応援団のもとへあいさつに向かう小山台ナイン

第86回選抜高校野球大会1回戦 都小山台0―11履正社

(3月21日 甲子園)
 21世紀枠で初出場を果たした都小山台(東京)だったが、履正社の2年生エース溝田に9回1死まで無安打に抑えられ、大記録達成を阻止するのが精一杯で0―11の零封負けを喫した。

 福嶋監督もさすがにショックは隠せず、時折鼻をすするようにしながら、「伊藤には力みがあった。力で抑えにいったが、四球や暴投が痛かった」とコメント。今大会で奪三振率NO・1を誇るエースの伊藤が2回に3連続四球を与えて押し出しで先制点を許した後に満塁弾を浴びるなど8回で9安打を浴び、8三振を奪いながらも10四死球を与えるというまさかの乱調を振り返った。

 それでも、9回1死から相手の大記録達成を免れる三塁への内野安打を放った代打・竹下については「よく打ってくれました」。スタンドの大応援団を思い、「素晴らしい応援に応えられなくて申し訳ない」と声を振り絞った。

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2014年3月21日のニュース