山崎氏 夢の実現へ中日と楽天にハッパ「日本シリーズまで来て」

[ 2014年3月21日 17:56 ]

<中・楽>引退式で挨拶をする山崎

オープン戦 中日5―5楽天

(3月21日 ナゴヤD)
 昨季引退した元中日の山崎武司内野手(45)が特例で1日限定で現役復帰し、自身の引退試合として行われた楽天戦(ナゴヤドーム)に「4番・DH」で先発。入団の1987年から2002年まで背負った背番号「22」のユニホームを着て出場し、初回1死一、二塁のチャンスで迎えた野球人生最後の打席は、二ゴロ併殺打だった。

 試合後、山崎は古巣楽天の嶋、中日の大島から花束をもらい感無量の様子。両球団の選手、監督、コーチらに感謝の言葉を述べ、27年間を過ごした選手生活を終え、第2の人生を解説者としてスタートすると語り「中日、楽天の2チームが優勝して日本シリーズで戦って、そこで解説するというのが今年の僕の夢です。そのためにドラゴンズ、イーグルスのみなさん、必ず優勝して、日本シリーズまで来てください」とハッパをかけた。

 また、東日本大震災から3年たったが「東北地方は、まだ復興とまではいきませんので、今後ともご支援をお願いします」と語り、最後は「両チームに感謝して、山崎武司はユニホームを脱ぎたいと思います」と宣言した。

 その後、場内を一周、両球団のファンから熱い声援を浴び、ベンチに戻って来ると盟友・山本昌(48)が待ち構え、抱き合って労をねぎらわれていた。

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