堂々宣誓「高校野球を見にいこうと言ってもらえるよう」

[ 2014年3月21日 10:23 ]

第86回選抜高校野球大会の開会式で、選手宣誓する新庄高の中林航輝主将

 第86回選抜高校野球大会は21日、甲子園球場で開幕。前日リハーサルは雨のため、グラウンドが使えなかったが「イチ、ニッ」と掛け声で歩を合わせるなど、出場32校が堂々と行進した。

 新庄(広島)の中林航輝主将が選手宣誓。

 「これまで多くの先輩が勇気を与え続けてくれた甲子園。今、私たちは子供の頃から憧れてきた甲子園という最高の舞台に最高の仲間とともに立っています。私たちがここに立っているのは、故郷の皆さんをはじめ、たくさんの方々のの支えがあったからです。その方々への感謝の気持ちを胸に、また、全国の皆さんに高校野球を見にいこうと言ってもらえるよう、高校生らしく、爽やかに、すがすがしく、正々堂々とプレーします。また、自分たちの姿が日本の明日への希望となり、夢を追い求める力となるよう、これまでお互いに助け合い、頑張ってきたスタンドの仲間たちとともに、最後まで諦めず、力の限り、全力で戦うことを誓います」

 「いつもより10倍ゆっくりしゃべった」と、自分の言葉を確かめるように、はっきりした口調で気持ちを表現した。大役を終えての第一声は「ひと安心」とさすがに緊張したようだが「思ったより落ち着いてできた」とも。お気に入りのフレーズは「全国の皆さんに高校野球を見にいこうと言ってもらえるよう…」だと言う。

 「お客さんがいっぱい。ここで野球するのが楽しみ」と話す中林主将。25日第1試合で「全国の皆さんに高校野球を見にいこうと言ってもらえる」ハツラツプレーを見せる。

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