神村学園、徹底したスライダー狙いが実を結ぶ 

[ 2014年3月21日 13:07 ]

<神村学園―岩国>7回表神村学園2死一、三塁、山本が右翼ポール際に大会第1号となる3ランを放つ
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第86回選抜高校野球大会1回戦 神村学園6―1岩国

(3月21日 甲子園)
 昨年7月に監督に就任し、自身初の大舞台で見事に開幕戦勝利を飾った神村学園の小田監督は、さすがに笑みが絶えなかった。

 「とりあえずホッとしてるのが正直なところです」と切り出し、岩国の右腕エース柳川を「好投手と聞いていたので、どれだけ攻略できるかを意識していた。序盤は低めの変化球に振らされていたが、徐々にベルト付近をしっかり振れた」と振り返った。

 2-1と勝ち越した後の7回には3番・山本が大会第1号となる3ランを右翼スタンドに叩きこみ、試合を決めた。山本は「スライダーをしっかり狙って打つことができた。初球のスライダーを見逃したが、気持ちの切り替えをしっかりして打つことができた」と笑顔を見せた。

 「スライダーの割合が多かったので、徹底して振らせた。山本はしっかりスイングしてくれて強い打球を打ってくれた結果が本塁打になった」と徹底したスライダー狙いが成功した小田監督もしてやったりで、「開幕戦ということで最初は固かったが、徐々に地に足がついてきて安心した。子どもたち、学校の方々を始め色々な方々に感謝したい」と周囲に感謝しつつ、初戦突破を喜んでいた。

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