安田学園 巨人・阿部先輩に吉報届けられず

[ 2013年3月24日 06:00 ]

<盛岡大付・安田学園>9回1死一・三塁、吉田の遊内野安打で三塁走者・斎藤がサヨナラの生還しガッツポーズ

第85回センバツ高校野球大会第2日 安田学園3-4盛岡大付

(3月23日 甲子園)
 開校から90年目で初出場を果たした安田学園は土壇場で追いつく粘りを見せた。しかし、勝利には届かなかった。

 1点を追う9回2死二塁で、深見が右翼線へ起死回生の同点二塁打。4回1死一塁でも左越えの先制2ランを放った4番は「甲子園という大きな舞台で、自分の打撃ができた」。しかし、4回の守備では打ち取ったはずの邪飛を見失い捕球できず、直後に同点に追いつかれた。「迷惑をかけた。夏に向けて特訓したい」と反省も忘れなかった。

 ナインは18日、OBの巨人・阿部が出場したWBC準決勝を宿舎でテレビ観戦。侍ジャパンは敗退したが、渋谷主将は「自分たちも粘り強く最後まで相手にしがみつきたい」と先輩の雄姿を見て奮い立った。その言葉通り、9回先頭で右前打して同点劇につなげ、諦めない姿勢を見せた。「粘りは出せた。(夏までに)もっとバントなどの精度を上げていく」と渋谷。課題も見つかった。森泉弘監督は「歴史の1ページをつくった。夏に切り替えてやっていく」と聖地に戻ってくることを誓った。

 ▼巨人・阿部(安田学園OB、97年卒。楽天とのオープン戦後、ロッカー室でテレビ観戦)よく粘ったけど、残念でしたね。

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2013年3月24日のニュース