いわき海星 今大会最少部員16人感謝届けた

[ 2013年3月24日 06:00 ]

<遠軽・いわき海星>いわき海星ナインは初戦で敗れ甲子園球場を後にする

第85回センバツ高校野球大会第2日 遠軽3-0いわき海星

(3月23日 甲子園)
 いわき海星は、健闘及ばず全国初勝利には届かなかった。6回にエース鈴木がつかまると、打線は3安打に抑えられた。主将の坂本は「もっと鈴木をバックアップできれば…」と悔やみ、何度も涙を拭った。

 部員は今大会最少の16人。東日本大震災では壊滅的な津波被害を受け、野球用具も流された。野球どころではない中、入学した現在の3年生たちは、がれきの中から野球用具を捜すことからスタート。全国からの多くの支援と声援を受けながら苦境を乗り越え、夢の舞台にたどり着いた。「お世話になった方々に、スタンドの皆さんに、また帰ってこいと言われたことに、感謝しかない」と若林亨監督。グラウンドはいまだに修復工事中で使用不能。それでも、はつらつとしたプレーで感謝の気持ちを表した。

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2013年3月24日のニュース