6回つかまった!藤浪 8安打6失点KOも「抑え方分かってきた」

[ 2013年3月24日 15:55 ]

<オ・神>4回を投げ終え、マウンドを降りる藤浪(手前)と和田監督

オープン戦 阪神1―9オリックス

(3月24日 京セラD)
 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)がオリックス戦に先発。8安打6失点を喫して6回途中でマウンドを下り、オープン戦ラスト登板を飾れなかった。

 3度目のオープン戦で大量失点を喫したが、藤浪は「(状態は)決して悪くはない」と話し、「こうすれば打者を抑えられるというのが分かってきた」と収穫を強調した。

 1回は140キロ台後半の直球を主体に順調に2死を取ると、3番・糸井には変化球で空振り三振を奪い、三者凡退と上々の立ち上がり。2回は先頭打者の李大浩に初球を左中間に運ばれるも、続く後藤を投併殺で2死とすると、T―岡田からは150キロのアウトコースの直球で空振り三振を奪った。

 3回を三者凡退に抑えるも、4回に先頭打者の坂口に右二塁打を許し、この試合初めて得点圏に走者を背負う。川端の犠打で1死三塁となり、続く糸井に初球を捉えられ、一、二塁間を破る適時打で先制点を許した。その後、暴投や四球で2死一、三塁とピンチが続くも、T―岡田を変化球で空振り三振に斬り、後続を断った。5回も1安打を許すも、斎藤、坂口を変化球で連続三振に抑えた。

 ところが6回に入ると、打者2順目を迎えたオリックス打線に打ちこまれる。先頭の川端に真ん中に入ったスライダーを打たれて二塁打とされると、李大浩の中前適時打、T―岡田の左前2点適時打などを浴びて無念の降板となった。

 途中まで粘りの投球を見せていたものの、オリックス打線にプロの洗礼を浴びた藤浪。31日の開幕第3戦のヤクルト戦(神宮)先発に向けて課題を残した。

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2013年3月24日のニュース