谷繁との勝負を選んだ館山「全部読まれていると思った」

[ 2012年10月14日 17:33 ]

6回を4安打無失点で勝利を挙げたヤクルト・館山

セ・リーグCSファーストS第2戦 ヤクルト1―0中日

(10月14日 ナゴヤD)
 負けたら後のないマウンドを託されたヤクルト先発の館山は、「相川さんのミットを目がけて全力でゼロに抑えるつもりで投げた」と気迫の投球で、中日打線を6回4安打無失点に抑えた。

「味方が点を取ってくれると信じて無我夢中でなげました」と充実の笑顔。

 4回には2死二、三塁から堂上を敬遠し、満塁で谷繁との勝負を選んだ。「ベテランですから。読みと読み。投げるボールも全部読まれていると思った。裏をかいたのが表になると思うので表で勝負した」。ファウルで粘る谷繁との勝負は10球にも及んだ。6回の2死一、二塁で同じく谷繁との勝負は8球。ともに最後はフォークで仕留めた。「逃げることなく攻めた結果」と胸を張った。

 小川監督も「館山は本当によく投げてくれた」と絶賛した。

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2012年10月14日のニュース