光星学院 主将・田村 完敗認める「藤浪投手の気迫に押された」

[ 2012年8月23日 13:23 ]

<大阪桐蔭―光星学院>決勝で大阪桐蔭に敗れ、整列に向かう光星学院の選手

第94回全国高校野球選手権大会決勝 光星学院0―3大阪桐蔭

(8月23日 甲子園)
 光星学院の主将・田村捕手は、晴れやかな表情で完敗を認めた。「藤浪投手の気迫に押された」。これまで7本塁打を放ってきた強力打線も、最速153キロを記録した藤浪の投球の前に沈黙。8回まで1安打に抑えられた。

 一矢報いたのは9回裏1死。打順を迎えた田村は、藤浪が投じた2球目をフルスイング。直球に差し込まれたが、「三振しても良いと思った」という思い切りの良さがチーム2本目の安打を生んだ。しかし、続く4番北条、5番大杉が倒れて試合終了。

 春の選抜と同じ相手に決勝で敗れたが、三大会連続の準優勝に胸を張った。「今まで支えてもらった人にありがとうと言いたい」。涙は流さずに球場を後にした。

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