黒田 ドジャース時代からの女房役と息ぴったり

[ 2012年5月2日 06:00 ]

<ヤンキース・オリオールズ>オリオールズ戦の7回、投球を捕手マーティン(右)がはじいたが、素早く本塁カバーをして、三走マーカキス(21)をタッチアウトにし、ピンチを逃れるヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース2-1オリオールズ

(4月30日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田が、7回1失点で今季2勝目を挙げた。最大のピンチは7回2死二、三塁。スプリットがワンバウンドとなり捕手マーティンがそらしたが、猛然とベースカバーに走って、三塁走者をタッチアウト。1点のリードを死守したプレーを「意地でもボールだけは落とさないようにと思った。野球の神様がいた」。

 ドジャース時代の08年4月4日、メジャーデビュー戦(対パドレス)でもマーティンと組んだ。1年先にヤ軍に移籍した相棒とは、この日が通算65度目のコンビ。普段から会話を重ねた結果、投球以外のプレーでも連係の良さを発揮した。

 ダルビッシュと投げ合った前回は7回途中2失点で黒星。「フラストレーションがたまっていた」という中で投手戦を制した。「打線が点を取れないときに勝てたのは大きい」。4月を白星で締めた表情は明るかった。

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2012年5月2日のニュース