井川 甲子園登板で歓声「うれしい 5、6年前はなかったんで」

[ 2012年5月2日 07:18 ]

<ウエスタン 神・オ>1回1死一塁、甲斐(右)を空振り三振に斬る井川

 6年ぶりに日本球界へ復帰したオリックスの井川慶投手(32)が1日、ウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)で先発。3度目の2軍戦登板で6回1失点で“最終調整”を終えた。

 懐かしい聖地で温かい拍手と歓声に迎えられた。井川の甲子園登板は06年10月8日巨人戦以来、実に2032日ぶり。厳しい声にさらされることも多かった、かつての主戦場で、左腕が力の限り腕を振った。6回を4安打1失点、5奪三振。上々の内容で試運転を完了させ、2日の1軍合流も決まった。

 「お客さんの歓声がうれしかった。こういう形で戻ってこれて、うれしい。5、6年前は歓声がなかったんで」

 4回2死二塁から森田の中前打で1点を失ったが、尻上がりに調子を上げていった。5回以降は低めの制球が光り、2イニング連続の3者凡退で切り抜けた。直球の最速は139キロ止まり。ただ、カットボール、ツーシームを効果的にちりばめて的を絞らせなかった。

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2012年5月2日のニュース