阪神２４日にトップ会談　梨田氏難航なら和田コーチ有力

セ・リーグ 阪神３－５横浜

（10月20日 甲子園）
　阪神の坂井信也オーナー（６３）は２０日、今季限りで辞任する真弓明信監督（５８）の後任について「なるべく早く決めたい」と話した。南信男球団社長（５６）と２４日に会談を持つことを明かしたうえで「シーズンが終わる前になるべく話をしたい。早く動いたら動いたほど取り組みが早くなる」として、全日程終了までに新監督の候補を一本化する見通しを話した。

　球団では今季限りで退任する日本ハム・梨田昌孝監督（５８）を候補とする外部招へい策を進めている。すでに同オーナーは、フロントに野球観、采配、人望など多様な角度から梨田氏の分析を指示している。外部招へいならすでに梨田氏に一本化されており、２４日の会談については「僕は確認だと思っている。話したら１時間もかからない」と、その場では球団がまとめたリポートの確認となりそうだ。

　また調整が不調に終わった場合は内部昇格になる方針で、その場合は和田豊打撃コーチ（４９）が有力な候補になっている。同オーナーは人選の基準について「今のうちのチームは成熟したチーム。年齢層が高いし、終盤に息切れする傾向になっている。それを理解してくれる監督じゃないと」と話していた。