NPBが電通に仮処分申請 記録処理めぐり対立

[ 2011年10月21日 18:53 ]

 プロ野球記録のデータ処理をめぐり、日本野球機構(NPB)は21日までに、業務を委託している電通が2012年シーズンも引き続きデータ処理を行うよう求めて東京地裁に仮処分を申し立てた。

 NPBは1989年から電通に委託して各試合結果やチーム成績、個人の打撃成績などの記録をコンピューターで管理。98年からは公式戦全試合の記録を各球場から入力して試合経過などをオンラインで報道機関などに提供している。NPBはデータ処理の新システムを13年から導入する計画で、電通との業務委託契約を12年限りとするよう申し入れた。

 これに対し、電通はコンピューターのリース期限である14年までの3年契約を求め、12年だけの契約には応じられないとしたため、交渉が難航している。

 NPB広報部は「裁判所に判断をお願いする」とのコメントを出し、電通は広報を通じて「コメントは控えさせていただきます」としている。

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2011年10月21日のニュース