城島、術後初のフルイニング出場!小林宏と初合体も

[ 2011年3月21日 06:00 ]

<日・神>7回2死、セカンド内野安打の陽をバックアップからの送球で刺した城島はガッツポーズ

オープン戦 阪神2―2日本ハム

(3月20日 札幌ドーム)
 開幕マスクへ準備は整った。昨年11月9日に左膝半月板の縫合手術を受けた阪神・城島が、日本ハム戦に「7番・捕手」で術後初めてフルイニング出場を果たした。

 当初は7イニングの予定だったが、自ら志願して試合終了までマスクをかぶった。2―2同点に追いついた8回からは、FA移籍した小林宏と初合体。9回は藤川をリードし、「試合勘が一番、遠ざかっていたから。コバヒロ、球児を競った展開で受けてれば大丈夫」と振り返った。

 8回2死満塁で三ゴロに終わるなど、打っては4打数無安打だったが、守備で奮闘だ。4回無死一、二塁では8番・鶴岡のバントを処理し、素早く三塁に送球。2―5―3の併殺を完成させると、7回2死走者なしでさらに見せ場がやってきた。陽岱鋼(ようだいかん)の二ゴロを好捕した平野だが、送球は一塁ではなく本塁寄りにいたジョーのところへ。すぐに一塁へ送球し、陽をタッチアウトに仕留めると右手を突き上げた。「きのう(19日)、飛行機の中で何か新しいことをやろうかなと考えていた。いいプレーでしたね」と不敵な笑みを浮かべた。

 手術を受けた時点の見込みでは実戦復帰は5月と考えられていたが、もういつ開幕してもいい状態だ。真弓監督が「明日の様子を見て、疲れが出たりケガの影響がなければ順調ということ」と言えば、「ひと安心ですね」と吉田バッテリーコーチ。開幕マスクがはっきり見えたジョーだが、反省も忘れない。3回、糸井に二盗を許したシーン。「セカンドに投げたのはひっかけた。もう少し右にいってれば、勝負になった。あれは殺してあげないとね」。開幕に間に合ったことで満足するほど、ジョーは安くない。

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2011年3月21日のニュース