カブレラ1号 被災者へ「瞬間だけでも笑顔に」

[ 2011年3月21日 06:00 ]

<ソ・ヤ>6回1死一、二塁、左中間越え本塁打を放ったカブレラ

オープン戦 ソフトバンク3―1ヤクルト

(3月20日 ヤフードーム)
 オープン戦9試合目の出場で、ソフトバンクのカブレラに待望の一発が飛び出した。1点を先制された直後の6回1死一、二塁で左中間へ3ラン。「打つ前にストレートが何球かあったので直球は来ない」と読み、変化球を狙い打った。

 「打った瞬間にスタンドに届くと分かった」と手応えは十分だった。ようやく生まれた一打に国内通算346本塁打の男も「ほっとした。やっと打てた」と安どの表情。試合前は前日に続いて東日本大震災の被災者支援の募金活動に参加。「東北にもたくさんの野球ファンがいる。(自分が)ホームランを打った瞬間だけでも笑顔になってくれたらと思う」。日本球界11年目の39歳は心を込めて話した。

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2011年3月21日のニュース