斎藤、さあ「聖地」デビュー!スタイル変貌宣言

[ 2011年3月2日 06:00 ]

投内連係でマウンドから投げる斎藤

オープン戦 日本ハム-ヤクルト

(3月2日 札幌ドーム 18・00)
 カメラのシャッター音が鳴り響く中、背番号18が札幌ドームのマウンドに立った。2日のヤクルト戦で本拠地デビューを果たす日本ハムのドラフト1位・斎藤(早大)は、1日の全体練習後、吉井投手コーチ、榊原とマウンドへ向かい、傾斜や感触を確かめた。

 「2度目なんですけど、凄く気持ちいいなと思った」。昨年12月9日、単独入団会見を行い、梨田監督相手にプロ第1球を投じた「聖地」。あの時と同じように晴れやかな表情を浮かべた。

 この日はブルペンで40球。3度目の実戦登板は3番手として6回から2イニングを投げる予定だが、「あした(2日)は変化球も入れながら、大学で使っていた球を試したい」と投球スタイルの変貌を宣言した。過去2戦は「直球を試したい」との明確な意図を持って登板したが、今回は一つステップを踏む。直球にこだわりながらも、チェンジアップやカットボールなど7種類の変化球を解禁。吉井投手コーチも「球種は本人任せ」と話す。

 相手のヤクルトは、2月20日に練習試合(名護)で対戦予定だったが、腹痛のため回避(試合は雨天中止)した。青木、田中ら早大OBとの仕切り直しの対決を「一度流れているし、先輩もいるので頑張りたい」と心待ちにした。注目の本拠地デビューを前に「チームとしても自分としても北海道で最初の試合。本当に楽しみ」と強い口調で言った。いよいよ、斎藤が北の大地でマウンドに上がる。

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2011年3月2日のニュース