穴は埋まるか 中日開幕投手候補の右腕2人 熱いものが伝わってきた

[ 2011年3月2日 17:38 ]

広島戦で好投した中日・朝倉

オープン戦 中日3―1広島

(3月2日 マツダスタジアム)
 キャンプ地の沖縄に比べると寒さが身に染みるグラウンドで、中日の中田賢と朝倉からは熱いものが伝わってきた。

 先発の中田賢は予定より多い4回を投げ、2安打1失点(自責0)にまとめた。力のある直球と荒れ球の多さで“暴れ馬”とも呼ばれてきた右腕は、3四球を反省してから「直球に力がなかった」と持ち味を出し切れず渋い表情だ。

 それでも「開幕に向け、ローテーション候補に名前が入ってくるようにするだけ」と責任感を口にする。2番手の朝倉は5回無失点。新しい握りのフォークボールなどを試しながら「球数が少なかったので」と志願して9回まで投げ切った。

 けがで出遅れたチェン、吉見の先発2本柱の穴をいかに埋めるかは、開幕までに中日が抱える最大の課題。両右腕の好投は明るい材料だ。昨年3勝に終わった朝倉は「期待されるされないにかかわらず、気持ちの入ったシーズンにする」と静かに意気込んだ。

続きを表示

2011年3月2日のニュース