ヤクルト新人 2人で母校へポーンと総額300万円置き土産

[ 2011年3月2日 13:28 ]

卒業証書を手に式場を後にした又野

 ヤクルトの又野知弥内野手(18)と西田明央捕手(18)が北照の卒業式に出席した。

 プロへの礎となったチームへの恩返しに、2人は野球部に29人乗りの移動用バスを寄贈することを決めた。「後輩たちに使ってもらえたら」と西田。道内高校初の2選手同時指名ゆえのビッグなプレゼントだ。

 現在の45人乗りバスは部員全員が乗りきれず、自動車排出ガス規制で昨春と夏の甲子園など道外遠征時には使えなかった。野球部寮のシャワー室改修なども含め総額約300万円の置き土産に河上敬也監督は「ありがたい。4月29日からの秋田遠征には使いたい」と感謝した。

 2月25日の練習試合、ソフトバンク戦では8番又野、9番西田でスタメン出場。新たな一歩も刻んだ。「最近三振続きだが逆境を乗り越えないと。苦しい時こそ前向きに」と話す又野に、西田も「チャンスを生かすため準備したい」。2人はプロ初シーズンに視線を向けた。

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2011年3月2日のニュース