小林宏、ソフトバンク戦で“虎デビュー”へ

[ 2011年3月2日 06:00 ]

表情を引き締めてキャッチボールする小林宏

オープン戦 ソフトバンク-阪神

(3月2日 ヤフードーム 18・00)
 ロッテからFA移籍で阪神に加入した小林宏投手(32)が、2日にも虎でのオープン戦デビューを果たすことになった。1日に甲子園で約2時間のトレーニングを行い、その後に新幹線で福岡へと移動。2日から始まるソフトバンク2連戦のどちらかで登板することが決まった。

 試したいことは「細かいコントロールもそうだし、低めに思った球を投げられるかどうか。変化球の曲がりもそうですね」。加入後初の対外試合を控え、右腕は淡々と意気込みを口にした。2月の安芸キャンプでは紅白戦1試合に登板。1回無失点ながら甘く入ったチェンジアップを痛打される場面もあっただけに、その修正をオープン戦での課題に挙げた。

 球児の前、8回の男としての自覚は十分だ。ストッパーだった昨季の57試合を超える登板数が予想される2011年。準備を怠らない右腕はオープン戦での連投を視野に入れた。「もちろんあるんじゃないですか。オープン戦で徐々に仕上げていきたい」。V奪回へフル稼働が求められるからこそ、起こり得るすべての状況を考えて体をつくり上げている。

 この日は甲子園での初練習となったものの、室内練習場で精力的に汗を流した背番号41。球児との競演はチーム方針でシーズン直前まで持ち越されそうだが、来るべき3・25開幕に向けコバヒロは着々と調整を重ねていく。

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2011年3月2日のニュース