ロッテ、高浜獲得!指揮官「すぐにでも呼びたい」

[ 2011年3月2日 06:00 ]

オリックスとの練習試合前に話し込む西村監督(左)と松本編成統括

 ロッテは1日、阪神にフリーエージェント(FA)移籍した小林宏投手(32)の人的補償として、高浜卓也内野手(21)を獲得する意向を阪神に伝えた。当初の金銭補償から方針転換したことについて、西村監督は「西岡が抜け、今江もケガで出遅れている」と説明。高浜には「戦力として必要。打力はいいものを持っている」と強い期待感を示した。

 昨年までのプロ3年間は故障続きで1軍出場がない高浜だが、今季は紅白、オープン戦など実戦6試合で打率・571とブレーク。遊撃と三塁を守れることが強みで、指揮官も「そこは激しく競争してるところだが、もう1人入ることでよりいいものになる」と相乗効果を口にする。

 正三塁手の今江は左ふくらはぎの肉離れで開幕に間に合うか微妙で、外野から遊撃にコンバートされた荻野貴は送球の不安を露呈。この日のオリックスとの練習試合でも一塁の頭上を越す悪送球を犯し「自分のことで精いっぱい。まずは自分のことです」とライバル加入に表情を引き締めた。

 「可能になれば、すぐにでも呼びたい」と西村監督は即1軍でテストする考え。早ければ3日からの広島・大阪遠征中にも合流する見込み。遊撃、三塁のサバイバルはますます激化していく。

 ▼ロッテ・石川晃球団運営本部長 高浜選手は若くて将来性がある素晴らしい選手。

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2011年3月2日のニュース