原監督の期待通り!長野、一発&快足でホンダ8強

[ 2009年11月19日 06:00 ]

4回、先制のホームを踏んだホンダ・長野(左)はナインとグータッチ

 スポニチ後援第36回社会人野球日本選手権第7日は18日、京セラドームで2回戦3試合が行われた。第2試合は都市対抗覇者のホンダが巨人にドラフト1位指名された長野(ちょうの)久義外野手(24)の本塁打を含む3安打の活躍などでJFE西日本に8―1で快勝、8強に進出した。

巨人歴代ドラフト1位と主な指名選手(平成)

巨人歴代ドラフト1位と主な指名選手(昭和)

 夏の東京ドームに続いて、ホンダ・長野が晩秋の京セラドームにもアーチをかけた。8回の第4打席。内角寄りの甘いストレートに、最短距離でバットが出た。「少しうまく打てたかな、と思います」。3年連続出場の日本選手権で待望の1号弾が左中間スタンドに突き刺さった。
 5番・多幡(たばた)の5打点などで今大会最多タイの8点を奪っての快勝。長野は一発を含む3安打と1四球で、ホームを4度踏んだ。4回は左前打で出ると、50メートル5秒8の俊足で魅せた。二塁走者で投手のけん制につり出されながらも「行ってしまえ」と三塁へ一直線。三盗成功が、小手川の先制適時内野安打につながった。
 巨人から待望のドラフト1位指名を受けた10月29日。会場から長野のもとに駆けつけた原監督は「CHONO」と刺しゅうされた背番号7のユニホームを手渡し「7はピッタリ。躍動感のあるプレーをしてほしい」と話した。一発に加え、俊足も披露したこの日のプレーは、まさに原監督の期待通りの姿だった。
 打撃での今のテーマは「打ち損じを少なくすること」。今大会は2試合8打数4安打で都市対抗に続く首位打者も視界に入る。狙うは優勝と首位打者の2冠。長野は原監督の東海大時代の後輩にあたる安藤監督を胴上げしてから、思い焦がれた巨人の門を叩く。

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2009年11月19日のニュース