大垣日大 5点差逆転初V 甲子園準優勝チームより上

[ 2009年11月19日 17:12 ]

 【大垣日大10-9東海大相模】試合開始後からの強い雨が降る中、初出場の大垣日大が粘り強い戦いぶりで最大5点差をひっくり返して優勝旗を手にした。最後まであきらめなかった選手たちを、阪口監督は「すごい勢いではね返した」とたたえた。

 守備が持ち味のチームが三回に失策絡みで6点を失った。それでも東海大相模の先発、江川の低めのボールを見極め、甘く入った投球をきっちりはじき返してじりじり追い上げる。七回に再び3失点したが、八回には早いカウントから積極的に打って4長短打などで追い付き、九回の勝ち越し点につなげた。
 守りのミスを打線で取り返しての勝利。七回のソロ本塁打など3安打4打点と活躍し、今大会3試合で15打数9安打と打ちまくった1番打者の森田は「心を一つにして向かっていった結果」と胸を張った。
 愛知・東邦時代と合わせて甲子園大会で春夏通算32勝している65歳の阪口監督にとっても、神宮大会初制覇。秋の頂点に立ったチームを、選抜大会で準優勝した一昨年と比べ「つなぐ意味では打線はことしの方が上。どこからでも期待が持てる」と誇った。

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2009年11月19日のニュース