上原の条件は「先発+複数年契約」

[ 2008年11月22日 06:00 ]

 巨人からFA宣言し、大リーグに挑戦する上原浩治投手(33)の主任代理人をマーク・ピーパー氏(37)が務めることが分かった。同氏は上原が契約した米大手エージェント会社「SFX」に所属する代理人。ピーパー氏は20日(日本時間21日)、本紙の電話取材に答え「具体的な数字は明かせないが、複数の球団から話は来ている。接触してきたチームは先発投手として興味を示している」と語った。

 20日の交渉解禁後、大リーグ球団の動きは素早かった。ピーパー氏は「上原は大舞台の経験が豊富で勝負強い。速球でも変化球でも常にストライクを取れる投手」と語る。球数制限のある米国では常にストライク先行で勝負できる点は、先発としての条件を満たしている。救援投手として評価している球団もあるが、契約条件については「先発として複数年契約」と明かした。
 ピーパー氏はインディアンス・小林の代理人も務めており、昨年11月の契約時には2年総額625万ドル(当時約6億8100万円)のほか、住居代や自動車購入費、家族の日米往復費に加え、通訳、トレーナーのフル帯同の付帯条件を充実させた。その点についても「日本人選手が成功するためには通訳、トレーナーなどのサポート態勢が重要になる。プレーしやすい環境を求めていくつもり」と発言。すでにオリオールズが獲得意思を示しているが、今後さらに米球団の動きは激しくなりそうだ。

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2008年11月22日のニュース