報徳サヨナラ 近田熱投12回14K

[ 2008年7月26日 06:00 ]

<報徳学園・神戸弘陵>近田(中央)はサヨナラ勝ちで甲子園出場を決め大喜び

 【報徳学園2―1神戸弘稜】延長12回2死三塁。糸井の一打が三遊間への内野安打となりサヨナラ。報徳学園が激闘を制し代表切符を手にした。

 今秋ドラフト候補の近田は12回182球を1人で投げ抜き7安打1失点14奪三振。最後は疲労こんぱいも、“激投”に応え女房役の糸井がV打を放つと「最高やお前」と一塁ベース付近でヒーローを抱きしめた。
 昨夏に熱中症で倒れた影響で腕に力が入らず、秋から投球ができなくなって落ち込んだ。そんな時、糸井に「近ちゃんが来夏のエースやで」と何度も声を掛けられ、励まされた。そんな頼れる女房とともに昨夏初戦敗退した甲子園に「絶対戻ろう」と誓い合ってきた。そしてつかんだ大舞台。「最後の夏はうれし涙を流したい」と語るエースの狙いはもちろん全国の頂点だ。

 ▼報徳学園(東兵庫)1911年創立。ラグビー部や陸上部も盛ん。

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2008年7月26日のニュース