五輪野球は延長11回でタイブレーク

[ 2008年7月26日 10:11 ]

 国際野球連盟(IBAF)は25日、延長11回以降は、無死走者一、二塁の状況から攻撃を始めるタイブレーク制の導入を発表し、8月の北京五輪でも適用される見通しとなった。

 IBAFのシラー会長は試合時間の短縮を目指すとして「延長戦は劇的な結果をもたらすが、五輪には向かない。テレビ放映などに適したスポーツであることを示したかった」と規則改正の狙いを説明した。
 新規則では延長10回は通常通りだが、11回はどの打順からでも攻撃を始めてよく、打者の直前の打順の2人が走者となる。例えば、3番打者からの攻撃を選べば、1番打者が二塁走者、2番打者が一塁走者という場面からの攻撃となる。12回以降は、その続きの打順で進行するが、11回と同様の方式で2人の走者を置く。
 野球は世界的な普及度の低さなどから、ソフトボールとともに2012年ロンドン五輪からの除外が決定しており、16年五輪での再採用を目指している。

 ≪週明けに照会と五輪組織委≫国際野球連盟(IBAF)が延長タイブレーク制を導入し、北京五輪で適用される見通しとなったことについて、北京五輪組織委員会体育部の担当者は26日、「IBAFからは今のところ何の知らせも受けていない」と述べ、週明けにIBAFに事実関係を照会する考えを示した。(共同)

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2008年7月26日のニュース