発足4年目、300万負担増も地元後押しで経営強化

[ 2008年7月26日 07:05 ]

 新たなプロ野球として四国に生まれ、発足4年目を迎えた独立リーグの先駆け、四国・九州アイランドリーグ(IL)が、地元の後押しを受け、経営強化に取り組んでいる。

 野球の間口を広げようと2005年にスタートしたIL。4月には1試合で1万人の観客を集めたが、昨年の平均は約1100人。「安定経営には平均1500人必要」とリーグ運営会社の鍵山誠社長(41)は経営強化に力を入れる。
 今年は四国に九州の2球団を加えた6球団で、計240試合を戦う。昨季より60試合増え、遠征費など1球団約300万円の負担増も「商圏拡大のメリットが大きい」と強調する。
 06年後期から4連覇中の香川オリーブガイナーズ。「ガイナーズバス」と名付けられた遠征バスは、地元の東交バス(高松市)がチームを応援しようと、今年から格安で提供している。
 車体はチームカラーの緑一色で、チームのロゴやマスコットが描かれている。遠征日以外は一般の観光バスとして使用し、選手の評判も上々だ。
 東交バスの川畑省三社長(59)は「チームの宣伝も兼ね、地域おこしにもつながる」と胸を張っている。

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2008年7月26日のニュース