【陸上】久保凛、号泣 社会人デビュー戦はほろ苦い結果に 横田コーチ「ちょっと空回りしたのかな」

[ 2026年5月11日 04:36 ]

女子800メートル、7位に終わり、悔しさを滲ませた久保凛(右)
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 陸上の木南道孝記念は10日、大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、女子800メートルで日本記録保持者の久保凛(18=積水化学)は2分7秒47で7位となった。男子110メートル障害決勝は村竹ラシッド(24=JAL)が13秒05の大会新記録で圧勝。女子棒高跳びは諸田実咲(27=アットホーム)が4メートル50の日本新記録で制した。100メートルの男子はデーデー・ブルーノ(26=セイコー)が10秒20、女子は井戸アビゲイル風果(24=東邦銀行)が11秒43で優勝した。

 久保の社会人デビュー戦は、ほろ苦い結果となった。今春に東大阪大敬愛高を卒業して積水化学に入社し、迎えた今季初戦。1周目は3番手で通過したが、スピードに乗りきれず徐々に順位を落とした。自身の持つ日本記録(1分59秒52)から7秒以上も遅い2分7秒47でフィニッシュし、全体では7位。レース直後は人目をはばからず号泣した。

 体調不良によって取材に応じられず、代わりに横田真人コーチが対応。「過度なプレッシャーはあったんじゃないか。本人も勝ちたいと思った初戦だったし、ちょっと空回りしてしまったのかな」と代弁した。今季の目標を「アジア大会と世界ジュニア(U20世界選手権)で優勝したい」と語る18歳。悔しさを糧に成長を追い求める。

 ○…男子110メートル障害の村竹が今季初戦から他を圧倒した。予選を13秒41の組1着で通過すると、迎えた決勝は向かい風0.2メートルの中、大会新記録となる13秒05で優勝。初陣から自身の持つ日本記録(12秒92)に近いタイムに「まずまず」と評価した一方、走りには課題を残したといい「まだまだ。自分の求めるレベルが上がっている」とも話した。昨年9月の世界選手権では5位に終わり、悔し涙を流した24歳。今季の目標には「アジア記録(12秒88)更新」「アジア大会優勝」などを掲げた。

 ○…女子棒高跳びで諸田は4メートル50のバーを1回目で越え、日本新記録で優勝した。自身が2023年の杭州アジア大会でマークした記録を2センチ更新。9月に開幕する愛知・名古屋アジア大会の派遣設定記録もクリアした。1年前の両手首骨折の重傷を乗り越え「やっと跳べたという安心感とうれしさがある」と笑顔。「ここをスタートに、これからも頑張っていきたい」とさらなる進化を誓った。

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