松岡修造氏 「最もタフな時代に世界4位に上り詰めた実績は素晴らしいの一言」 愛弟子・錦織圭ねぎらう

[ 2026年5月1日 19:30 ]

松岡修造氏(左)と錦織圭(2017年撮影)
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 男子テニスで一時代を築いた錦織圭(36)の引退発表を受け、ジュニア時代に若手育成プロジェクト「修造チャレンジ」で指導した松岡修造氏(58)が愛弟子をねぎらい、残る現役生活で有終の美を飾るツアー優勝に期待した。

 苦しい決断だったと思う。錦織選手の中には若手が出てこようが、時代が変わろうが、自分のテニスさえできればまだ十分に戦える手応えがあったはず。ここ数年もネットプレーを増やすなど引き出しが増えてプレーは進化しており、体だけがついてきてくれなかった印象がある。一試合だけで自分のゾーンに入るのではなく、試合を重ねる中でつくり上げていくタイプ。最近は大会に出るたびにケガをしたので、心が折れたのかもしれない。

 世界のテニスに大きな変化をもたらした選手。ベースラインの後ろに立つ守備型が主流だった時代に、ベースラインの内側に立つ超攻撃的スタイルで世界を席巻した。速いテンポの中でドロップショットを多用し、バックハンドもストレートもある。コートを広く使う感覚はアルカラスも参考にしたと言っていたし、錦織選手の登場後にジョコビッチやナダルもコートの内側にどんどん入ってくるようになった。フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリーのビッグ4が君臨した最もタフな時代に世界ランク4位に上り詰めた実績は素晴らしいの一言に尽きる。

 ありがとう、と言葉をかけたいが、まだ終わっていない。引退するまでにツアー大会で優勝しても全然不思議ではない。4大大会で5セットマッチを2週間戦い抜く体をつくることができなくなり引退の決断に至ったと思うが、3セットマッチなら十分にチャンスはある。酷使してきた体はボロボロで悲鳴を上げていると思うが、テニスの神様に“最後までもたせてやってください”と願いたい。(スポーツキャスター)

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