りくりゅう電撃引退「やり切った」…園遊会前に発表「陛下に自分たちの考えをお伝えしたかった」

[ 2026年4月18日 05:25 ]

23年、世界選手権で演技を終え笑顔の三浦・木原組
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 2月のミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した愛称“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が17日、自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を電撃発表した。この日の午後に出席した春の園遊会を前に、決断。日本スケート界に新たな歴史をつくった国民的ペアが、惜しまれながらも絶頂期に競技会のリンクを去ることになった。

 人気、実力とも絶頂のりくりゅうが、勝負の銀盤を去る。列島の感動を呼んだミラノ・コルティナ五輪での大逆転劇から60日。2人はそれぞれのSNSを更新し、今季限りの現役引退を連名で表明した。「これまで経験してきた全ての出来事や出会い、そして応援してくださった皆さまへの感謝の気持ちは、これから先もずっと忘れません」などとつづった。詳細は今後、会見で語るという。

 人気急上昇した五輪後は多忙を極め、3月の世界選手権は心身のコンディションを理由に出場を辞退した。アイスショー出演などを続けながら今後について熟慮。天皇、皇后両陛下主催の園遊会の前に発表となり、木原は「陛下に自分たちの考えていることをお伝えしたかった。今の気持ちを正直にお話しさせていただきたいという思いがあった」と理由を語った。

 19年夏に結成し、7シーズンを戦い抜いた。コロナ下を経て迎えた22年北京五輪では団体銀メダルに貢献。22~23年シーズンには主要国際タイトル全制覇の年間グランドスラムを達成した。近年は木原の腰椎分離や三浦の左肩脱臼など満身創痍(そうい)だったが、悲願の五輪金メダルを獲得。日本の弱点だった種目を一気に押し上げ、前人未到の快挙を成し遂げた。

 木原が「三浦選手以上のパートナーはもう見つかることがない」と表現すれば、三浦も「(9歳上の)木原選手が引退する時は私も引退する時」と絶対的な信頼を寄せた。絶頂期ではあるが、完全燃焼ゆえに出した結論。「これまでの全てが誇りであり、大切な財産です」とつづった2人。その功績が、決して色あせることはない。

 ◇三浦 璃来(みうら・りく)2001年(平13)12月17日生まれ、兵庫県宝塚市出身の24歳。5歳からスケートを始め、ペア転向後は市橋翔哉と17~19年の世界ジュニア選手権出場。19年から木原と組み、五輪、世界選手権、GPファイナル、四大陸選手権の主要国際タイトル全制覇「ゴールデンスラム」を達成。身長1メートル46。中京大卒。

 ◇木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年(平4)8月22日生まれ、愛知県東海市出身の33歳。4歳からスケートを始め、シングルで11年世界ジュニア選手権代表。13年ペア転向し、高橋成美と14年ソチ、須崎海羽と18年平昌両五輪に出場。三浦との22年北京、今年のミラノ・コルティナ五輪で2大会連続団体銀メダル。身長1メートル74。中京大卒。

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