岡崎真氏が語る“りくりゅう”の功績 多くの人に広めたペアという種目の魅力

[ 2026年4月18日 05:26 ]

演技をする三浦璃来、木原龍一組
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 今季限りでの現役引退を発表したフィギュアスケート・ペアの三浦璃来、木原龍一組は将来的に指導者になることを見据えており、日本での普及や後進育成を目指す。スポニチ本紙評論家の岡崎真氏は、りくりゅうペアの歩みが日本スケート界に残した意義について語った。

 りくりゅうの功績を数え上げればきりがないが、五輪の団体戦でのメダル獲得に大きく貢献したのは間違いない。もちろん団体戦のメダルは全員の力だが、中でもペアの2人の存在は大きかった。個人戦でもりくりゅうだけが金メダルを獲ったのは素晴らしかった。

 そしてもう一つ、スケートに詳しくない人たちにも「ペア」という種目の魅力を知ってもらえたということは何物にも代え難い価値があると思う。実際に五輪後から「ペア種目を始めたい」という子供たちが増えたという話も聞く。この2人は個人種目とはまた違い、カップル種目には2人で滑る良さや楽しさがあるんだということを教えてくれた。「1人で滑るのは心細いけど一緒に滑ってくれる人がいるなら」というのは十分にスケートを始める動機になるし、りくりゅうはスケート界の今後のためにもたくさんのものを残してくれた。

 これまでは練習環境などカップル種目には厳しい時代が続いたが、りくりゅうがトップに上り詰めたことで、状況は大きく変わるはずだ。本人たちも今後は指導にも関わりたいというような話もしていたので、エキスパートにしか分からないことをどんどん次世代に伝えていってもらえれば後に続く選手たちもきっと心強いはずだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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