【二所ノ関親方 真眼】藤ノ川、勝負を決めたベストタイミングの「立ち合い」

[ 2026年3月12日 05:10 ]

大相撲春場所4日目 ( 2026年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )

豊昇龍を倒した藤ノ川(撮影・亀井 直樹)
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 京都出身21歳の若武者、藤ノ川が連日の金星奪取です。豊昇龍戦。勝負を決めたのは「立ち合い」です。張り差しにいった相手が全く反応できないほどの早さ。あれより早くても遅くてもだめ。まさしくピンポイントのタイミングでした。

 場所前には二所ノ関部屋で大の里とも稽古しました。いい動きをしていましたが、今場所のパフォーマンスは稽古場の比ではないですね。本場所、ここ一番の勝負で良さが出るタイプのようです。思い切りの良さに加え、スピード感あふれる立ち合いからの動きはまさに一級品。1メートル77、121キロの小柄な体ならではの「必殺技」です。上位に定着するにはある程度増量も必要ですが、現状ではそのスピードを研ぎ澄ますことに固執してもいいかもしれません。

 豊昇龍は現状の課題を露出した敗戦です。今場所も相手に合わせて反応の良さで勝利していますが、毎回それがはまるほど甘くはありません。右差し、突き放しなど積極的な形をつくることが必要です。(元横綱・稀勢の里)

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