大の里 V率100% 意地の全勝ターン 歴代3位のデビューから16場所連続勝ち越し

[ 2025年11月17日 05:30 ]

大相撲九州場所8日目 ( 2025年11月16日    福岡国際センター )

玉鷲(下)をはたき込みで下した大の里
Photo By 共同

 横綱・大の里は、この日41歳となった平幕・玉鷲をはたき込みで下し、無傷の8連勝で勝ち越しを決めた。今年の夏場所以来、自身3度目の全勝ターン。2場所連続優勝へ乗ってきた。横綱・豊昇龍は平幕・宇良を足取りで下し2連勝。義ノ富士と藤ノ川が敗れたため、大の里を1差で追うのは新関脇・安青錦1人となった。

 大の里が粘った。立ち合いから右を差したが、玉鷲の左おっつけに後退。右喉輪で上体を起こされ、土俵際まで追い込まれたものの、落ち着いていた。「相手が落ちたのを確認して、(自分も)落ちたつもりだった」と最後は、はたき込んで白星をもぎとった。

 同じ一門の大先輩との一番だった。前日の豊昇龍戦に続いて惜しくも金星を逃した41歳の玉鷲は「40代をなめるな。はたかれるということは(相手が)びびっている」と悔しさをあらわにしたが、好調の大ベテランから白星を拾う横綱のしたたかさが光った。

 幕内での全勝ターンは自身3度目。昨年の秋場所は14日目、今年の夏場所は13日目で優勝を決めており、V率は100%だ。デビューから16場所連続での勝ち越しは歴代3位。八角理事長(元横綱・北勝海)も「大の里は勝ったことがいいこと。全く問題がない。(現役時代の)私は危ない相撲で勝った方が、今場所はいけると思っていた」と太鼓判を押した。

 昨年の九州場所以降の6場所で5度敗れていた4日目に白星を挙げるなど堂々の単独トップで前半戦を折り返した。「気にしていない。一日一番しっかり集中してやっていきます」と平常心を貫く。夏場所で果たせなかった21年九州場所の照ノ富士以来となる全勝Vへ、日本出身力士では96年の貴乃花以来となる年間4度の制覇へ、後半戦も主役の座は譲らない。

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