IOCがトランスジェンダー女性選手の五輪出場禁止を検討か 28年ロサンゼルス五輪から?

[ 2025年11月11日 09:54 ]

IOCのカースティ・コベントリー会長(AP)
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 国際オリンピック委員会(IOC)が男性として生まれ女性を自認するトランスジェンダー選手の五輪出場を禁止する方向で検討していると、英タイムズ紙やBBC放送などが10日に報じた。

 タイムズ紙は関係者の話として、現行の方針を全面的に見直す決定は来年始めにも発表される予定と報道。IOCは「この問題に関する議論は継続中で、まだ決定は下されていない」とコメントしているものの、医科学委員会が先週、「生物学的に男性として生まれた選手が男性ホルモンのテストステロン値を低下させる治療を受けても身体的優位性は残る」との科学的根拠を示したという。

 BBCは26年のミラノ・コルティナ冬季五輪でトランスジェンダー選手の出場禁止措置が導入される可能性は低いが、28年ロサンゼルス五輪では可能性があると伝えた。トランプ米大統領は2月にトランスジェンダーの女性が女子競技に出場するのを禁じる大統領に署名し、ロサンゼルス五輪への出場も認めない方針を示していた。

 トランスジェンダー選手の出場可否を巡る問題は、昨年のパリ五輪ボクシング競技で当時の統括団体IBA(国際ボクシング協会)から出場禁止処分を受けていた2選手が金メダルを獲得したことで論争が過熱。国際陸連とボクシングの新統括団体ワールドボクシングは今年、遺伝子性別検査を導入した。IOCのコベントリー会長は昨年6月の就任会見で「女子種目と女子選手を守る」と話していた。

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