【バレー】東レ静岡 開幕黒星も光明 楠本と新が流れ呼ぶ「まだまだこれから強くなるチーム」

[ 2025年10月25日 22:20 ]

<東レ静岡・東京GB>第5セット13―14。新(左)とエイブリルがこん身ブロックも
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 東レ静岡のSVリーグ25~26レギュラーシーズン開幕戦は悔しい黒星発進となった。25日の東京GB戦はセットカウント0―2から追いつく粘りも及ばず、3―2のフルセット負け。ただ、劣勢の中で途中出場の守備的OH楠本岳(23)が攻撃でも輝きを放ち、ベテランS新貴裕(34)は軽快なトスワークでチームに流れを引き寄せた。V1リーグ時代から開幕戦は4連敗となったが、きょう26日の第2戦に向け光明が差す内容だった。

 レフト攻撃に対するS新とMBエイブリルの渾身(こんしん)のブロックも及ばなかった。3266人の歓声と悲鳴が交錯した2時間43分の激闘。勝利にはわずか2点届かなかった。広島Tとの昨季開幕戦もフルセット負け。主将のOH藤中らメンバーは肩を落とした。

 だが、会見場に姿を現した新の表情は希望に満ちていた。

 「最後は勝ち切りたかったですけど、まだまだこれから強くなるチーム。(今後)楽しめるなと思いました」

 後がなくなった劣勢の第3セット。15―18の場面から投入されると「僕は前のチーム(パナソニック=現大阪B)でもそう(控え)だったんで」と一気にリズムを変えた。元々クイックを中心に速い攻撃が身上。MBを使うと見せかけてサイド勝負にいくなど、第3、4セットを連取し見せ場をつくった。

 今季のチームは誰が出ても十分躍動できる層の厚さが魅力。新だけではない。第1セット中盤以降にコートインした楠本もそう。安定したサーブレシーブで守備を落ち着かせながら、1メートル77のリーグ最小兵が最強アタッカーぶりも発揮。スパイクは7本中5本を決め、2メートル5のOPクレクを2度も止めた。「ブロックは期待されていないので」と苦笑しつつ「自分の役割は守り。負けはしましたが、夏場からやってきたことは出せました」と表情は明るかった。

 OHカルデナス(キューバ)の決定力は証明できた。期待されたOPクレーツ(ロシア)の破壊力は日本のバレーに慣れてくればきっと上がるはずだ。阿部裕太監督(44)は「2セット落としてからフルセットにいけたのは自信になったと思います」と前向き。“快幕”が1日延びただけのことだ。

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