【スピードスケート】新エース・吉田雪乃が美帆破った! 初の同走0秒51差で連覇「自信につながる」

[ 2025年10月25日 04:45 ]

スピードスケート全日本距離別選手権第1日 ( 2025年10月24日    長野市エムウェーブ )

<全日本スピードスケート距離別選手権第1日>女子500メートル、力走する吉田雪乃(右)と高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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 女子500メートルでは、昨季急成長の吉田雪乃(22=寿広)が37秒50の好タイムで2連覇を飾った。同組の22年北京五輪銀メダルの高木美帆(31=TOKIOインカラミ)を0秒51の大差で破り、来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ向けて好スタートを切った。今大会4種目出場の高木は500、3000メートル2種目で2位。男子500メートルは北京五輪銅の森重航(25=オカモトグループ)が34秒57で4年ぶりに制した。

 女子短距離の新エースが、初戦から好調を印象づけた。吉田は号砲とともに飛び出し、最初の100メートルを10秒41で通過。同組の高木と0秒15差をつけ、一気に流れに乗った。「スピードに乗れていたのでタイムが出た。ひと安心のレースができて自信につながる。五輪に向けて良い課題も出てきた」と笑顔で振り返った。

 昨季の全日本距離別で初優勝。その後のW杯で初優勝を含む2勝を飾った。一気に格を上げ、初めて高木との同走がかなった。吐き気やおなかを下すなど緊張が止まらなかったが「私は恵まれている」とレジェンドの胸を借りてのレース。18年平昌五輪金の小平奈緒が持つ国内最高37秒17も視界に入ってくる好タイムを叩き出し、敗れた高木は「私が万全だったとしてあのタイムが出せるのかと。刺激を受けるレースだった」と評した。

 陸上との掛け持ちから、岩手・盛岡工高入学後にスケート一本に絞った。男子で98年長野五輪金の清水宏保氏、06年トリノ五輪4位の及川佑氏の名スケーター2人から指導を受け、才能がさらに開花。「メダル獲得が目標だけど、そこにとらわれずにやってきたことを発揮できるように挑戦したい」。日本短距離界の期待を背負う新星の五輪シーズンが始まった。

 ◇吉田 雪乃(よしだ・ゆきの)2003年(平15)1月29日生まれ、盛岡市出身の22歳。盛岡工高から本格的にスケートを始める。24年11月のW杯長野大会500メートルで初優勝。日本勢の同種目Vは小平以来3季ぶりの快挙だった。続く北京大会も制した。25年世界距離別選手権6位。趣味は犬観賞、スイーツ巡り。1メートル67、56キロ。

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