【バレー】東レ静岡助っ人トリオが逆襲の切り札 25日SVリーグ開幕

[ 2025年10月24日 04:30 ]

戦力として勝利貢献を誓う(左から)MBエイブリル、OPクレーツ、OHカルデナス
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 【東レ静岡日本一へつなげ。(4)】25日のSVリーグ開幕戦(対東京GB、静岡・このはなアリーナ)を前に、巻き返しへの期待感が日々高まっている。矢島久徳社長(58)や小林敦GM(51)が「今回の外国人選手は良いですよ」と太鼓判を押す。なんといっても阿部裕太監督(44)が、限られた予算の中で吟味し直接選び抜いた助っ人3人をそろえたからだ。

 9月に来日して練習に合流すると、一躍株が上がったのが2メートル10の長身OPキリル・クレーツ(27=ロシア)だ。高い打点から繰り出すアタックはパワフル。大阪BとのエキシビションマッチやVC長野との練習試合で存在をチーム内外に知らしめた。OHフリオ・カルデナス(25=キューバ)は、サーブレシーブも巧みな攻守に万能な選手だ。合流も8月と早く、指揮官の戦術も理解。対外試合でもフル出場を果たし、チームにフィットした。合流が今月と遅れ、今週から本格的にゲーム形式に入った2メートル01のMBテイラー・エイブリル(33=米国)は、代表実績十分でスピード豊かな攻撃力も申し分ない。

 昨季8位と低迷した最大の理由が、助っ人OPの度重なる故障での欠場だった。海外リーグは週末2連戦の日本とは異なり、水曜1試合と週末の1試合。体への負担が想像以上らしく、阿部監督は「今は良くても今後何が起こるか分からない」と楽観視はしていない。だが、そんな不安を吹き飛ばすべく、素晴らしいパフォーマンスを披露しているクレーツは「どんな状況であっても、チームの助けになれるよう頑張る。とにかく勝ちたい」と闘志をかき立てた。

 3人に共通するのは、「世界最高峰のリーグを目指す」コンセプトのもと発足したSVリーグに、真剣勝負を挑みに来ていることだ。テイラーは「多くの選手にとって日本でプレーすることが夢になっている。光栄」と言い、クレーツも「リーグに世界の優秀な選手が招聘(しょうへい)され、“その中でやってみたい”と興味を持った」、フリオも「日本はプロフェッショナルの意識が高く、興味が湧いてプレーしたいと思った」とワクワクしている。頼れるトリオは最高のパフォーマンスで観客を魅了し、東レ静岡の救世主となるはずだ。

 ◇テイラー・エイブリル 1992年3月5日生まれ、米国出身の33歳。MB。同国代表として24年パリ五輪で銅メダルとベストMB賞を獲得。昨季はイタリア・セリエAのモンツァでプレー。2メートル01。
 ◇キリル・クレーツ 1998年3月15日生まれ、ロシア出身の27歳。OP。昨季までロシアリーグ・ゼニト・カザンでプレー。2メートル10。
 ◇フリオ・カルデナス 2000年9月4日生まれ、キューバ出身の25歳。OH。昨季までトルコリーグのブルサなどでプレー。1メートル98。

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