個性派力士の元幕内・水戸龍が引退会見 勝った相撲での思い出の1番を問われても「ないです」

[ 2025年9月20日 14:27 ]

<秋場所7日目>引退会見を終え師匠の錦戸親方と記念撮影に納まる水戸龍(撮影・郡司 修)
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 大相撲の元幕内で、19日に現役引退を発表した西幕下7枚目の水戸龍(31)=本名バーサンスレン・トゥルボルド、錦戸部屋=が20日、東京・両国国技館で会見し「思い残りがありまして、もっと頑張れたんじゃないかと…。もやもやしています」と複雑な心境を述べた。

 モンゴル出身で照ノ富士(現伊勢ケ浜親方)、逸ノ城と同じ飛行機で来日し鳥取城北高に相撲留学。日大に進み、2016年に外国出身で初の学生横綱に輝いた。錦戸部屋に入門し、17年夏場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。200キロ近い巨体を武器に右四つの相撲で活躍した。しかし、学生時代から痛めていた腰痛や膝のケガなどに悩まされ、幕内には定着できなかった。名古屋場所で途中休場し幕下に転落。場所前に師匠の錦戸親方(元関脇・水戸泉)に引退の意向を伝えていた。幕内在位5場所で、最高位は東前頭13枚目。通算成績332勝332敗42休。十両在位は40場所に及んだ。

 思い出の一番には天空海に敗れたプロ初戦を挙げた。「忘れられない。アマ実績を残して調子を下ろしていて、悪い癖だというのをあの一番で知らされた。この場所は負け越したので、思い出の相撲、思い出の場所です」。勝った相撲で思い出は?の問いには「ないです」と答え、周囲を爆笑の渦に巻き込んだ。

 相撲協会には残らず、来年2月に断髪式を予定している。今後については「日本には残るけど、具体的には決まっていない」と話した。同席した師匠の錦戸親方は「腰、膝、胆石の手術など、長くケガが続いた。本人も頑張ってきたが、辛かったとは思う。大成させてやりたかったが、ここが限界なのだろう」とねぎらった。

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