【世界陸上】中島佑気ジョセフ 34年ぶり男子400m決勝進出! アイスくれたおじさんに感謝?

[ 2025年9月17日 04:00 ]

陸上 世界選手権第4日 ( 2025年9月16日    国立競技場 )

<世界陸上東京・4日目>男子400メートル準決勝、スタート前声援に手を挙げて応える中島(撮影・藤山 由理)
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 男子400メートル準決勝が行われ、中島佑気ジョセフ(23=富士通)は44秒53で3組2着となり、着順で決勝進出を決めた。日本勢では91年東京大会の高野進以来、34年ぶりとなる快挙。予選で日本記録を樹立し、その強さを準決勝でも示した。

 34年ぶりに歴史の扉を開いた。しかも、舞台は同じ国立だ。準決勝3組に登場した中島は、序盤は力を温存してレースを展開。最後の直線に入るまで8人中7番手だったが、ここから一気にギアを上げる。次々と選手をかわし、2位でフィニッシュ。着順で決勝進出を決めた。

 「予選をいい形で走れたので、自分の自信を確立できた。突っ込んでくる選手がいるのを想定して、そこに惑わされず。自分の感覚、スタイルに徹した」

 予選で日本新記録となる44秒44をマーク。前回大会で佐藤拳太郎(富士通)が出した44秒77の日本記録を0秒33も更新した。その強さを準決勝でも発揮。日本勢で決勝に進むのは91年東京大会の高野進以来となる34年ぶりの快挙となった。

 ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ23歳。小学6年から陸上を本格的に始めた。小学校の陸上クラブの楽しみは、練習後に無料で配られるアイス。毎回味が違い、イチゴ味が大好きだったという。「それに釣られて始めた感じですね。アイスをくれたおじさんには感謝しないと(笑い)」。そんなきっかけから競技に打ち込むようになり、23歳となった今、大きく歴史を動かした。

 「まだ修正できるところはある。決勝は前半からもう少しいって、かつ後半もまとめられればメダルも見えてくる。そこに向けて、もう一度つくり直して自信を持ってやりたい」。あす18日に臨むファイナル。日本勢初のメダル獲得に向け、最後の力を振り絞る。(西海 康平)

 ◇中島 佑気ジョセフ(なかじま・ゆうきじょせふ)2002年(平14)3月30日生まれ、東京都立川市出身の23歳。ナイジェリア人の父を持つ。立川一中―城西大城西高―東洋大―富士通。小6から短距離や走り幅跳びを始め、中3から400メートル専門。23、24年日本選手権連覇。世界選手権は3大会連続代表。1メートル91。

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