美夢有と二人三脚の父・勝臣さん ゴルフ未経験から一転、全て愛娘に注ぎ込む 「見てる側はもうどきどき」

[ 2025年8月5日 04:58 ]

米女子ゴルフツアー AIG全英女子オープン最終日 ( 2025年8月3日    英国ウェールズ ロイヤルポースコールGC(6748ヤード、パー72) )

 通算11アンダーでAIG全英女子オープンを制し、家族と記念写真に納まる山下美夢有(左から2人目)=ロイヤルポースコールGC(共同)
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 1打差の単独首位から出た山下美夢有(24=花王)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーでメジャー初優勝を果たした。米ツアーも初勝利。日本勢の大会制覇はメジャー昇格後では19年の渋野日向子(26=サントリー)以来2人目。メジャー優勝は4月のシェブロン選手権の西郷真央(23=島津製作所)以来6人目(7度目)。山下はきょう5日に凱旋し、北海道meijiカップ(8日開幕、札幌国際CC島松C)に出場する。

 家族に支えられたメジャー初優勝だった。父・勝臣さん(50)、母・有貴さん(49)、妹・蘭さん(17)が見守る中、歓喜の瞬間を迎えた山下は「家族のみんなには、一番近くで支えてきてもらった。こうして優勝を届けることができて、凄くうれしい」と感謝した。

 コーチを務める勝臣さんは「最終日に(スコアを)伸ばせたというのが成長かな。見てる側はもうどきどき。(今までで)一番緊張した」と満面の笑みで話した。

 山下がゴルフを始めたのは5歳の時。ゴルフ未経験者の勝臣さんが取引先とのラウンドに備えて練習場に行った際、ついて行ったのがきっかけだ。大人用のクラブを握り、見事に球を捉えた山下はゴルフのとりこになった。

 その時から父娘は二人三脚で歩んできた。勝臣さんは自身も練習を始める一方、研究を重ねて指導法を学び、全てを娘に注ぎ込んだ。プロ転向後の20年には約300万円の弾道測定器を購入。勘に頼らずに映像を細かく分析しブレの少ないスイングをつくり上げた。

 昨年までは会場に足を運んでいたが、米ツアーに主戦場を移した今年は動画を送ってもらいテレビ電話で助言を送っていた。しかし今大会は英国に駆けつけて連日、練習場で手取り足取り熱心に指導し快挙を後押しした。

 弟・勝将(22)は姉の後を追いプロになり、同週開催のリシャール・ミル・チャリティーにも出場していた。蘭さんもプロを目指し奮闘中。3人は同じ競技に打ち込み、切磋琢磨(せっさたくま)している。2日は山下の24歳の誕生日で、山下家にとって特別なバースデーウイークになった。有貴さんは「誕生日に、また一つ思い出をもらった」と愛娘への思いを口にした。

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