安青錦 新十両から5場所連続2桁勝利…大の里以来2人目快挙 初Vへ快進撃も「これで終わりじゃない」

[ 2025年7月25日 04:20 ]

大相撲名古屋場所12日目 ( 2025年7月24日    IGアリーナ )

<大相撲名古屋場所12日目>玉鷲(右)を下手投げで下す安青錦(撮影・椎名 航)
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 平幕・安青錦が玉鷲を下手投げで下し、2敗を守った。10勝目とし、新十両から5場所連続2桁勝利は1949年夏場所から始まった1場所15日制以降、大の里に続く2人目の快挙となった。同じく2敗の平幕勢から草野と一山本が脱落し、琴勝峰と並び立った。新横綱・大の里は取り直しの末に一山本を押し出し9勝3敗とした。

 崩れた大銀杏(いちょう)が熱戦を物語った。玉鷲を左下手投げで破った安青錦は勢い余って右手をつき、なおも土俵上で回転した。
 「持てる全ての力を出そうと思った。中に入ったら自分の形なので勝てて良かった」

 玉鷲の突きを低姿勢でしのぎ、食いついた。左を深く差し込み、土俵際まで寄って豪快に投げた。「圧力も凄かった。40歳でやれるのは普通じゃない」。10日目に大の里から昭和以降最年長40歳8カ月での金星を奪取した、初顔合わせの玉鷲の圧力を体験し、敬意を示した。

 ウクライナ出身の21歳のホープは阿武咲、大の里に続いて3人目となる新入幕から3場所連続の2桁勝利。新十両に昇進した昨年九州場所からは5場所連続の2桁勝利で、これは大の里に続く2人目の快挙となった。その大の里は5場所目の昨年夏場所で12勝して初優勝しており、同じ平幕の琴勝峰と2敗で並んで迎える残り3日間は初優勝を意識する時間となる。

 師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)はこの日午前3時ごろ、愛知県日進市にある宿舎で安青錦とトイレで会った。師匠は玉鷲戦の取り口に悩んで眠れないのかと案じて「まだ考えていたのか?」と問うと、「目が覚めただけです」と答えた。40歳まで土俵へ上がった経験と照らし合わせ、「土俵へ上がるまでは緊張しても、土俵では力を出す。それでいいと感じた」と師匠。安青錦は「これで終わりじゃない。(中入りの)後半で取りたかった」。重圧と背中合わせの3日間を堪能する。

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